“「船長」は、キャプテンでプレイヤーでカントクだ!
双眼鏡で海の様子を見つめる船長

進路にくじらや他の船舶がいないかを確認する船長

「船長」は、キャプテンでプレイヤーでカントクだ!

船長のことを英語では「キャプテン」と呼ぶ。ひとたび乗船すれば、操船を受け持つ「プレイヤー」になり、航海士や機関士を率いる最高責任者、つまり「監督」にもなる。このように船長はひとりで何役もこなさなければならないスーパー船乗りなんだ。 航海士や機関士は一隻の船に複数名乗船しているけど、船長はひとりだけ。判断に迷う事態が起きた時や予期せぬアクシデントに遭遇した時、すべての決断は船長が行い、その責任を負う。大きなプレッシャーを感じるけれど、その責任を果たすことこそが〈やりがい〉という船長が多い。船長というと超ベテランで年齢も船員の中でいちばん上、というイメージを持つ人も多いだろうけれど、最近は30歳くらいの若い船長も増えているよ。船の仕事も若くして夢をかなえられる業界になってきたっていうことだね。