豆知識!航海士の肩章に入る
ラインは階級が上がるごとに増えていく
「一等航海士」は、スーパーマンだ!
一等航海士は、その名のとおり船の運行を担当する。そして、船長に何かあった場合には船長の仕事を代わりに行う役割を担っている。それだけでも重い責任を背負っているわけだが、貨物を積む計画を立てるのも一等航海士の仕事だ。貨物を積む際には、船体の左右・前後・上下のバランスを上手にとりながら積みこまなければならない。
重い荷物を船体の上部に積んでしまうと、船はバランスを失って転覆してしまうからだ。まだある。船員の体調や貨物のことにも常に気を配っている。だから、航海中は気が休まる時がない。そう。一等航海士はなんでもこなすスーパーマンのような存在なのだ。スーパーマンの証は、胸の「S」マークだが、一等航海士の証は、肩章の3本線だ(ちなみに二等航海士は2本線、三等航海士は1本線。船長は4本線となる)。
一等航海士には3級海技士の免許が必要で(大型内航船の場合)、35才くらいでその階級に上がれることが多い。船乗りを目指すアナタは、ぜひ一等航海士を目指してほしい!動画ではホンモノの一等航海士さんがインタビューに答えてくれている。船の仕事につきたいなら必見だ!