出港前の神永丸
この後、船長の巧みな指示で安全に離岸する
入出航時。
船長がいちばん危険を感じるものとは?
船長がいちばん危険を感じるものとは?
船が港に接岸する時、岸からはなれる時の操縦は、すべて船長が指示を出す。
外国の港に向かう外航船の場合、接岸時の操縦は「水先案内人(みずさきあんないにん)」がやってくれることもあるが、内航船ではすべて船長が行っている。そんな離接岸(りせつがん)時。どれほどのキャリアを積んだ船長をも緊張させるのが「強風」だ。
操縦する船は大きく、重量もあるため、少しの接触でも大きな被害につながる。
万一にでも、乗組員や積んでいる荷物、そして数十億円もかけて建造された船体に傷をつけるようなことがあってはならない。
そのため離接岸時は張りつめた空気が船内を覆う。船長の巧みな指示、それを復唱する三等航海士、すぐに行動に移す二等航海士。
その言葉と動きの見事な連携プレーをぜひ動画で味わってほしい!