食料品、日用品、産業基礎資材や石油などの貨物......

内航船は、暮らしや産業に必要な物資を毎日運んでいます。でも、それだけではありません。

たとえば、「新幹線の車両」を運ぶケースもあるんです。新幹線の車両製造工場が海に近い場合や、線路を走らせることができない場合は、納入先に近い港まで運び、そこから陸送したほうが効率的だから。

また、海が作業場となる〈本州四国連絡橋〉や〈東京湾横断道路〉の「橋脚（きょうきゃく）部分」や、海底トンネル工事用の「掘削（くっさく）マシン」なども運びました。

2011年に発生した東日本大震災、2018年の西日本豪雨の際には、鉄道やトラックの代替輸送手段として内航船が大活躍！災害を受けた地域へ海上ルートを使って物資を緊急輸送するなど復興に貢献しました。